はじめまして、T_Yです。 今回自分発での企画系の小説です。 それは、俳句です。 実は小学生の時、俳句ノートなるもを持って毎日書いていたのを思い出したので、企画にしてみました。 さくら待つ 心はすでに きゅうれき 下手ですね。自分で言うのもあれですが。 季語とかなくても全然構いませんが、今回は頑張ってさくらをいれました。 あと、旧暦では、もう春ですね。 参加してくださると嬉しいです。
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二百文字の制限ですら難しいと感じる私にとって、俳句は究極に悩まされる分野かもしれません。 しかし、あの短い文字数に含まれる世界観は無限大。俳句は十二文字の小宇宙なのかもしれませんね。 閑話休題。 ここで一句。 君をまつ 想いのたけを 梅に添え 暖かくなり梅がほころびだすと、ますます春が待ち遠しくなります。 春は恋の季節でもありますから、なおさら? 松・竹・梅の言葉遊びも入れてます。
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昔国語教師に影響受けて季語辞典買ったなあ、とか思いつつ、全く頭に入っていないのですが、参戦させていただきます。あ、競争じゃないか。 ついさがす 子猫の声に 沈丁花 この季節になると、近所の野良ニャンコたちが出産期を迎えてちびニャンコがにぃにぃなき出します。それを聞きつけるとついつい探してしまう。犬派ですが。 沈丁花はあの香り!秋は金木犀、春は沈丁花ですね!やはり探します。茉莉花も好きです。
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場違いと知りつつ参加します。 つきつきて 日は沈みけり 春の月 ある友人を想い、詠みました。 本当は、月昇れ!です。
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桜花 桃の散るとき 青が咲く コンクリに 雨水張りし 鏡かな 汗滲む 肌に擦り寄る 春の風 もう春ですね。
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俳句じゃないですけれど、実は連句については、講義のアシスタントとしてレジュメを作ったことがあるんですよ、弱奴隷時代。だから、連句についてはちょっとだけ詳しいですよ。俳句も連句も詠めないですけど。 梅雨だから 私の桜 散るのかな 私こそ場違いで申し訳ありません。 失恋の歌に聞こえてくだされば幸いなんですが。 スライディング土下座!!
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学校で俳句を作る授業があったりしたのですが、結構楽しかったのを覚えています。下手なりに考えてみます。 では。 君さがす ちょうちん浮かぶ 夏の宵 お祭りの夜をイメージしてみました。待ち合わせをしているのか、好きな人に偶然出会うことを期待しているのか… ちょうちんのぼんやりとした灯りに心境を重ねてみました。 もっと上手く詠めたらいいのですが… うーん、難しいです。
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俳句とは中々に未知の領域ですね。わたしも中学時代に詠んだ覚えはありますが、それきりだと思います。 それではここで一句。 梅雨来んと 草花揺らす 涼風や 今年の梅雨は中々雨がまとまって降りませんね……。雨が恋しく、「来んと」には、来いという意味と、来ないという意味を含めました。 風は夏の香りを運んで、とうとう梅雨は来ないのかなぁと思ったり。
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皆様素敵な句ばかりでほっこりしてしまいました。私も参加したいと思いつつ、9パラなんて私が書いていいものなのかと、思いとどまること早3日。勇気をだしてみました! 流行り出す 恋の仕業か 初夏の風 夏待ち遠しいこの頃。季節の変わり目で、梅雨も手伝ってか毎年風邪をひきます。そんな熱にうなされつつ、愛しい人を思い浮かべ。夏の香りのする風が、火照った頬をなでていく。 皆様に素敵な季節が訪れます様に。
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