《微妙に違うことわざ辞典 第3巻》 【能ある鷹は頭隠して尻隠さず】 優れた能力を持った者が、それを隠そうとしても隠した事になっていないさま。
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【二階から牡丹餅】 降って湧いた幸運のようだが、やはり二階から落ちてくる牡丹餅は食べられないため、労せず幸運を得ることは出来ない例え。
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【犬と猫】 仲がとても悪いわけではないが、それほど良くもない例え。 又は仲が悪過ぎる場合もあるし、仲が良すぎる場合もある。
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【弘法の川流れ】 才ある人間もその才が及ばない分野があることの例え。もしくは、一芸に秀でていても、その他の分野では全く頼りにならないどころか、かえって周りの迷惑になることの例え。
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【ぬかに腕押し】 意味がないどころか、自分にまわりまわってかえってくるさま。ぬかを腕で押しても、意味がなく自分が汚れるだけである事から。
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【喉元過ぎれば、お腹に溜まる】 食道と、胃やお腹は別の臓器だからと言って、食べられるだけ食べてはいけない。「腹八分目は美味しいな♪」ぐらいで、ほどほどにしときなさいという意。
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【二兎を追う者天命を待つ】 就活でも婚活でも、本命と予備など候補を二つ程にアプローチして結果を待つという意味。 また、どっちつかずで追いかけるだけ追いかけて結果は運任せにするという意味にも使われる。 【三人揃えば猛獣のエッチ】 どんな人でも三人で下ネタを話したりその行為を行うと、猛獣の様な貪欲な行為に発展する事が多々ある。 転じて、異性二人と行動する場合は隙を見せぬ様に注意せよの例え。
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[喜んで尻餅をつく] よろこんでしりもちをつく 物事がうまくいったりして喜ぶのはいいが、あまり得意になりすぎたために失敗を招くということであり、油断を戒めることば。 [喜んで尻を叩かれる] ただのMである。
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【三度目のカレーライス】 幾日にも渡り、作って余った食べ物が食卓に並ぶこと。 カレー以外の食べ物の場合には比喩表現として使われることがほとんどである。 作者あとがき この度は私達の作品を手にとって頂きありがとうございました。 「一巻去ってまた一巻」、再び次巻以降の作品でお会いできることを楽しみにしていますよ。
- 完 -