ぱれっと

独白

僕は白が好きだ

一点の曇りもない白

汚れのない感じが好きだ

絵を書く前が一番楽しい

汚れる前の紙が好きだ

無垢な白

無垢な子供が好きだ

汚れる前の人

『独白』と言う言葉が好きだ

白を独占してる感が好きだ

むしろ、白以外嫌いだ

黒くて赤くて青くて黄色くて汚れている

白はいい

白は何もない

白は白いから好きだ

utumiya

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真紅

私は赤が好きだ

激しく燃えるような赤

高揚する感じが好きだ

熟れた苺を食べるのが一番好き

優しく透きとおる果実も好きだ

情熱の赤

情熱的な言葉も好きだ

愛の告白

『真紅』と言う言葉が好きだ

本物の赤だから好きだ

だから赤以外の色はいらない

熱い血潮が流れているから私は生きている

赤はいい

赤は温かい

赤は赤いから好きだ

たらばがに

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碧空

僕は青が好きだ

心を深く鎮める青

澄んだ気持ちが満ちるから好きだ

空と海は二つで一つ

視界が大好きな色で溢れる

真実の青

真実を語る瞳が好きだ

いつもの君

『碧空』という言葉が好きだ

どこまでも青いから好きだ

この世を青で染めたい

人はみな冷静に、清らかに、真実を愛するだろう

青はいい

青は騙らない

青は青いから好きだ

nicol

- 3 -

純金

わたしは黄金色が好きだ

目の眩む黄金色

すべてを包む寛大さが好きだ

きらめき波打つ早朝の海

始まりの予感が好きだ

恍惚の金

恍惚へと導く美しさが好きだ

指の先が微かに触れる

『純金』という言葉が好きだ

混じりものがないから好きだ

光がなくては何も見えぬ

救い、赦し、慈しむ

金はいい

金は目映い

金は神々しいから好きだ

髭鬘

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銀波

私は銀色が好きだ

星空を彩る宝石のような銀

眩しすぎないところが好きだ

私たちにいつも手を差し伸べてくれる

時には己の姿をそっくりそのまま映す

煌めく銀波

いつ何時でも輝きを失わない感じが好きだ

地では昼の時刻に太陽に照らされればいっとうに輝き、

天では夜に太陽に照らされ光る星空がいっぱいに散らばる

他の色なんていらない

むしろ邪道である

銀は輝くから好きだ

やつざき

- 5 -

暗黒

私は黒が好きだ

全てを塗り潰す黒

何にも染まらない強さが好きだ

黒が満ちた街に佇むのが良い

街の灯が一層目映く写る

艶やかな黒

艶やかな漆黒の髪が好きだ

白い肌によく映える

『暗黒』という言葉が好きだ

どこまでも満ちる絶望感が好きだ

黒は終わりの色

全てのものは黒へと染まってゆく

黒はいい

黒は終わりであり、始まりである

黒は黒いから好きだ

miz.

- 6 -

萌黄

私は緑が好きだ

生命を感じる緑

暖かな柔らかさが好きだ

甘やかに薫る春の森

空想の世界へと誘う

幼い緑

幼い新芽が好きだ

無邪気に見つめる

『萌黄』という言葉が好きだ

はじまりの予感がするから好きだ

緑は優しい色

すべてを受け入れる

緑はいい

緑は薫る

緑は緑だから好きだ

朱雀 

- 7 -

臙脂

僕は、臙脂色が好きだ

木の幹に宿る色

決して生きている時には見られないけれど、

内に秘めたるその血は、真紅のように、

鮮やかではないけれど、

がむしゃらさが伝わる色

そんな、臙脂色が僕は好きです

談志一門五代

- 8 -

色彩

僕らは色が好きなんだ

ありふれたもの

人の心を満たす「色」が好きだ

色は心を動かす

人を動かす

世界を動かす。

「色」という言葉が好きだ

色は色々だ

この世にいくらでも散りばめられている

どの色も存在するべくしてしている

「色彩」はいい

色彩は世界をつくる

色は色々だから好きだ

聖柊花

- 完 -

作品情報

ぱれっと

#10383

リレー期間

3ヶ月