novelnove読書感想文

とある企画が上がってる。 novelnove読書感想文と言うものらしい。 完結ノベルの所に飛び、目をつぶり勢い良くスクロール。のち気ままにタップしたノベルを読み、後にその感想文を書くという試験的な企画らしい。 すでに幾人かが参加をしていただいている様だ。 さて、どんなことになっているのだろうか 私は参加者の感想文に手を伸ばしたのだった。

にらたま

11年前

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『きなこと砂糖醤油の論争』を読んで         満腹晴子  本日二度目のランチを待つ間、アプリを起動して企画通りに無心でタップしたら、一つのエッセイと出遭いました。  1パラはたったの三行。しかし思わずジュルッとくるインパクトは強烈でした。餅の食べ方の選択は勿論二択で収まる筈もなく、各パラで熱く語られる味付け又は味付けない論に、私は共感し、笑い、驚き、感動しました。  餅愛膨れる絶品です。

Pachakasha

11年前

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『大根が紅茶に浸かったら……』を読んで にらたまご飯III世 仕事の合間にアプリを起動してみました。タイトルから"料理関係のエッセイかなー"と思ったら、殺人ミステリーでした! とある大根役者Sが、訪れた村での殺人騒動に巻き込まれます。紅茶がトリックにかかってくるのですが、3パラから6パラまで、各々の推理合戦が展開され、最終パラで大どんでん返し! 面白かったw

響 次郎

10年前

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『空の机』を読んで          08-boom  仕事の休憩中、お題に準じて作品を選出してみました。  こちらは学校生活の一場面を切り取ったヒューマンストーリー。創作とはいえ、学生時代に味わった人間関係のリアルが綴られています。  第三者の行いに胸が痛くなりますが、それが読後に尾を引かないのは後半の会話描写と、きっちり纏め上げた言い切りの表現ゆえだと思います。  未読の方は、ぜひ一読を!

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『紳士は口先で水を生む』 パロディーなのかな?と思いきや地球46億年の歴史をモチーフにした壮大な物語。 ウォーター紳士とフィッシュ夫人。 彼と彼女は『特定の誰か』ではない。 それが故にこの物語の読者は読み進めていくにつれて、自分がウォーター紳士、あるいはフィッシュ夫人であるかのような錯覚を覚えるだろう。 文体のもつれもなく、まるで一人の作家によって描かれたような作品であった。

asaya

9年前

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『丸い道をゆく人』を読んで          阿O党 広い世界の中でお互いを探しあって旅をする二人の物語。 平易な優しい文体によって紡がれるのは、世界の中で自分たちがどこを向いているのかについて。甘ったるいことばなんてないけれど、互いに互いを思いやっている姿に愛を感じました。 遠く離れていても通じる心があれば、また歩き出すことができるのだ、という前向きな気持ちになれる一作でした。

aoto

9年前

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『天使のドアホン』を読んで じゅげむ 自殺をしようとした俺と、可愛らしい後輩のハッピーストーリー。 1パラ目はありふれた内容。正直ここで読むのをやめようと思ったのだけれど、何気なく2パラ目を見て笑ってしまい、読破。 もし興味を惹かれた方がいたら、これがリレー小説だということを踏まえて読んでみてください。 きっと、目を丸くするはず。

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『やっぱり、甘さは身にしみますね』を読んで 危険物 甘いものが苦手なので読んでみたら、思った通り、激甘だった。ただ、苦手な甘さではない。甘味だった。 甘いという言葉は恋愛においてもよく使われるが、このお話ではイチゴの飴と、二人の関係が、それこそ砂糖たっぷりで描かれていた。 肉食女子に押され気味の彼が、とても可愛らしく、微笑ましい話でした。

Dangerous

9年前

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……ほうほう。 ほうほうほうほう。 七人分もの感想文を一気に読んでしまった。 題材のジャンルが多種多様なら感想もまた然り。 どれも作品を読んでみたくなる。 中々面白い、この企画。 さて、次の感想文は…… 思わず原稿の山に手が伸びる自分に、苦笑い。 どの感想文もとても良く書けていて、ついつい読み入ってしまう。 うーん。私も書きたくなってきた。どれどれ、完結作をスクロール、っと……

- 完 -