浦島伝説の裏話

僕が玉手箱をあけたらどうせおじいちゃんになって物語終わっちゃうんでしょ。 正直、もうこのシーンはあきた。 まぁ仕方がないのでいつも通り蓋をあけると っあれ、煙がでない。 不都合が起きたのか…それとも今回はNG集をつくるためのものか…。 玉手箱の中をよく見ると紙切れが入ってた。 『煙の材料が売り切れでつくれなかったので、自分で勝手に最後演じて下さい。By日本昔話株式会社』 …ナニコレ

れーこ

12年前

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〜僕の案1〜 箱の中に蓋があって、それを開けると… お宝がざっくざく! 家に持って帰って報告すると、隣の家の青年がこの話を聞きつけて、砂浜へ行った。 青年は僕と同じように亀を助け、竜宮城へ行ったが、無理矢理に玉手箱を奪おうとしたため竜宮城の仲間に反撃をうけ、ボロボロになって帰ってきた…。 …ってこれは、どこかの山に木の枝を切りに行っておむすびを落としたおじいさんと一緒になってしまったなぁ。

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〜僕の場合〜 乙姫の話だと「開けたらだめよ」って... 玉手箱。開けちゃった! 「ん!何だこの紙切れは」そこには、 『浦島太郎 殿 飲食代として ¥300.000.000- 税込』と書いてある請求書が入っていた。 太郎は2、3日だと思っていたが実は既に何十年も経っていたのだ。 「えー、3億〜!」あの亀は呼び込みだったのだ。 「ちゃんとお支払いお願い致しますよ」 と、言いニタッと笑ったとさ!

blue

12年前

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〜私の場合( 乙姫 )〜 「亀之助、ワタシ人間と結婚したいの」 …という訳で、亀之助は婿探しの旅にでた。そうして連れて来られたのが浦島太郎でした。 「ねぇ、太郎さん、結婚しましょう」 「ムリ、俺婚約者いる」 何と‼ 怒り狂った乙姫は帰り際 太郎に玉手箱を授けた。 開けるな言われれば開けたくなるのが人の性、乙姫は計算高い女でした。 年寄りなんて誰も相手にしないもん。タロウは私だけのモノよ♡

Salamanca

12年前

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〜再び僕の場合〜 3億っていったってなあ ま、相手海の底だし? ほっとけばいいか 何十年も経てば家もなくなってるし、婚約者だっていない ホームレスの僕を見つける事もできないだろ ひとまず決めた公園の遊具の中で寝る事にする 「おはようございます」 目が覚めたらそこに亀がいた。 ここ、海からだいぶ離れてるよ!? 亀大丈夫!?!?

makino

12年前

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〜俺の場合〜 何だ、煙出ないのか。良かった! 曰く「煙が出て、お爺さんになる」って、都市伝説だったんだな。 ふぅ。とりあえず煙草でも吸って… ライターねーかな。この中にねーかな? ん。紙切れの裏側に印刷が有るぞ。 「お望みの物は小箱の中にございます。ただし、中を開けると後悔します」 何だ、ライターぐらいで後悔するかバカ! 確かに小箱があり、開けると200年経過し、ライターを取る前に死亡した。

響 次郎

12年前

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〜MEの場合〜 MEが砂浜を歩っていると 前に箱を背負った男がいた。 「I help you」 「は?何言ってるの?」 どうやら言葉が通じないらしい そこでMEは強引に箱を もってあげる事にした。 すると男が 「なにするんだよ!」 取り合いみたくなった瞬間 両者、手を滑らせて 箱を落としてしまった? 煙がその場をたちこめた すると、風景が一転 どうやら俺達は 未来にきてしまったようだ

KuRiA

12年前

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〜誕生日の場合〜 「ハイカット〜」ADの声がスタジオになり響く。僕があたふたしてプロデューサーに怒られるのを覚悟していると、照明が落ち、ワゴンに乗ったケーキが運ばれてきた。 僕はまだ整理がついていない。 するとカメ役の甲羅伸一さんに「おめでとう」と腰を叩かれてやっと我に返った。 今日は俺の誕生日だ。 ここ最近忙しくて自分の事でさえ見えなくなっていた。みんなありがとう。 俺はこの年主演男優賞を獲得

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〜最終話〜 いつも通りの結末を迎えられず、困った太郎、とりあえず手近のコンビニへ。 「すいません、ドライアイス売ってないですか?」店員さんに聞くが、そんなものは置いてない。 煙、煙さえあれば終われるのに。 なにか代わりになるものは.....。 ああっ!そこで閃いた。 花火! あれなら煙じゃんじゃんだせる。 わはは、俺って天才。 「あの〜花火欲しいんですけど。」 「春だからね、"無い"よ」 終

12年前

- 完 -