ココノツの詩を贈ろう
ココノツの詩を贈ろう
わたし色
あなた色
ココノツの色糸は
それぞれの想いを紡ぎ
それぞれの想いを結び
想いを寄せる彼の人に
届くと信じて綴られる
ココノツの詩を贈ろう
紡がれ綴られた色糸は
やがて
透きとおった言葉になり
彼の人の心に届き
彼の人の心を繋ぐ
ココノツの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 1 -
フタツメの詩を贈ろう
誰かを想い
誰かに応え
優しく淡く腕を取り
あなたを想い
あなたに応え
静かに強く彼の人へ
フタツメの詩を贈ろう
わたしが続き
あなたが続き
伸びゆく絶えぬ色糸を
生えゆく澄んだ色糸を
混じり重なり降り積もり
それでもたしかに飛んでゆく
自由に笑う色糸を
フタツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 2 -
ミッツメの詩を贈ろう
ていねいに
ていねいに
言葉はあなたを癒すから
すきな色をえらぼう
どれでも
どれでも
ここでは自由をみてほしい
ミッツメの詩を贈ろう
救いの言葉も
不安の言葉も
いつかだれかにわかる詩を
みつけてあげよう
ひとりでも
ひとりでも
言葉はあなたをまっている
ミッツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 3 -
ヨッツメの詩を贈ろう
さわやかに
きよらかに
春の木漏れ日身に浴びて
颯爽と風に揺れる緑の葉
想いは静かに染み込む物
ゆるやかに
のびやかに
天恵をあなたに与えんと
ヨッツメの詩を贈ろう
一つは二つに
二つは四つに
流水の枝分かれのように
言の葉は天命を運んでく
それはあなたに
それは彼の人に
届くはず
届くはず
ヨッツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 4 -
イツツメの詩を贈ろう
ぱちぱちと
ゆらゆらと
星は穏やかに瞬いて
夢見るときを
あなたの元へ
あなたの側で
イツツメの詩を贈ろう
光に代えて何度も描く
恵みは強か
歓びは麗か
あなたの手を離れても誰かが掴む
幾度となく繰り返される
揺るぎ無き光
イツツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 5 -
ムッツメの詩を贈ろう
鞠のごとく
鈴のごとく
朱い焔は濁りなき
蒼い氷は清らかに
あなたを満たす
あなたを守る
ムッツメの詩を贈ろう
例えあなたが立ち止まり
闇にその手を取られても
見捨てはしない
この詩は九の光を携えて
あなたを支える
月桂樹の暦
それはあなたに
守りたまえよ、彼の人を
ムッツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 6 -
ナナツメの詩を贈ろう
孤独の中を 颯爽と行く
森を駆ける 神の使のごとく
天を駆ける 神の使のごとく
ナナツメの詩を贈ろう
あなたの涙は音となり
愛する心を呼び覚ます
あなたの弱さは想いとなって
信じる勇気を取り戻させる
どんな困難も
どんな過去も
どんな未来も
ありのままを望み
ただ幸せを願う
ナナツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 7 -
ヤッツメの詩を贈ろう
火のように 赤く燃え
太陽の光を浴びて
人の暖かい心にふれて
あなたの情熱は希望となる
ヤッツメの詩を贈ろう
朝日の光は道となり
優しさを運んでいく
夕日の光は海となり
優しい心を包んでいく
思いやりの心を持って
勇気ある心を持って
信じる心を持って
自分らしい心をを持って
ヤッツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
- 8 -
ココノツメの詩を贈ろう
眩しく光る
笑顔があるから
ほっと一息
時は急がない
ほのかに霞む
声があるから
一休み一休み
時は焦らない
ココノツメの詩を贈ろう
優しく包む
月のきらめき
心地良い
暁の温もり
勇気をくれる
星の輝き
ありがとう
ココノツメの詩を贈ろう
彼の人に
彼の人に
ココノツの色糸は一つにつながり、届くであろう。彼の人に……
- 完 -
作品情報
ココノツの詩を贈ろう
#900
- リレー期間
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3ヶ月