未完ノベル #19463
エドは森の洋館に住む、吸血鬼だ。
その名は西洋で知らぬ者はいない。
どんな女でも彼の巧みな手腕によって落ちてゆく。
容姿とその実力も手伝って彼は自分に自信を持っていた。
そんな彼には奇妙な友がいる。東洋にいる九尾という妖怪。
九尾は食通であった。
今では友だがその出会いは酷かった。
出会い頭にハンが言ったのだ。
「血が主食とか馬鹿なんですか」と。
完璧な吸血鬼の、負けず嫌いの、彼にだ。
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「私、そんな事言いましたっけ?」
「言ったぞ。俺は覚えてる」
「いいえ。『血が主食だなんて蚊みたいな事を仰るのですね。それにしてもよくぞここまで美丈夫に成長なさいました。どんな奇跡ですか』とは言いましたが」
「そっちの方がよほど酷いセリフだな」
「もう済んだ昔話はどうでもいいでしょう」
「はあ?忘れたとは言わせねえぞ」
俺の三大事件の一つだからな、あれは。
超意地っ張りなエド。何とハンに
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無茶な勝負を挑んでしまった。
「絶対に思い出させてやる。忘れるなど…ハンよ、馬鹿は貴様だと思い知らせてやるからな」
「ほほう、では勝負をしましょう。7日の間に私に思い出させる事が出来れば私の負け。私は九尾を名乗る価値もない大馬鹿ということになりましょう」
「よし乗った。ならば九尾、思い出せなければ貴様の尾を頂くぞ」
「ご随意に。ただし、私も、思い出せたなら貴方のその両の牙を頂きましょう」
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