しんかいのそこにあるやみろへ おまえをつれゆく ふわりとうき ひ たちけせば ほねならず よもさめぬ (深海の底にある闇路へ お前を連れ行く ふわりと浮き 陽 絶ち消せば 骨ならず 夜も覚めぬ) ※独自のいろは歌を作ってください。は、ば、ぱなどはどれか一文字のみ使用可。46文字全て使って下さい。
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わおんにきえる うらはのあくた とろけます ほそいかさもちて ひみつなしごへやり ねむれぬゆめをふせよ (和音に消える裏葉の芥 蕩けます 細い傘持ちて 秘密な死後へやり 眠れぬ夢を臥せよ)
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あかくそまるゆふやけに みとれておちんはすいほう たつねのをりもよろしこえ むきなわらひへめさせぬ (赤く染まる夕焼けに 見惚れて落ちんは水泡 立つ音の折も宜し声 無機な笑ひへ召させぬ)
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われきょうきなり おのれのうるわしのはてへ いかんとするもの われのへんきょまでゆく おのれのみちへ (我狂気なり 己の麗しの果てへ 行かんとする者 我の辺境まで行く 己道へ)
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したみぬゆりよ あひうえおんな きをくるわせ ちっていけ むねさすことのは ほれろや そらへまふかもめに 最近、mueさんのノベルに参加したので...
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あまた おほし や きらめく ところ よそら は すみゐて つゆのね を ふむ ちへ いぬれ うけ わ な に さえもせ ひかりゑる 数多お星や 煌めく処 夜空は澄みゐて 露の音を 踏む地へ 居ぬれ 愛花わ名にさえもせ 光りゑる 満天の星が煌めく地 夜空はとても澄んでいる 露の音が聞こえる程のその地に踏み入ってみなさい 可愛い花は名前さへも光っている
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君想う故 秘めし本音 愛 万の技 経む 覚悟だけを宿せ 其 野にふらり散るまで離れず (きみおもうゆえ ひめしほんね あい よろづのわざ へむ かくごだけをやどせ そ ぬにふらりちるまではなれず)
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はいきよもねむる しんだこさえ ほそうでつかまれ くろやりにみをあずけ なぜおわらぬふへ ひとちのゆめ 廃墟も眠る 死んだ子さえ 細腕掴まれ 黒槍に身を預け なぜ終わらぬ笛 火と血の夢
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こひのように はなきもぬれ おわりをゆるす ぺんねえむくちどめさせ そしたらほろあまいてがみつぶやけ (恋のように 花木も濡れ おわりを赦す ペンネーム口止めさせ、 そしたらほろ甘い手紙呟け) 常ならんこの世に生まれしひとひらの言の葉はさていづこへかゆく?
- 完 -