孤独はさみしい 孤独はくるしい 孤独はつらい
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だからお友達が欲しいの だから温もりが欲しいの だから慰めて欲しいの
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そして悲しみから解放されたいの そして頭を撫でてもらいたいの そして笑ってキスしてあげたいの
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愛されたい 愛されたい 愛されたい そして愛したい 積もり積もる言葉はそこはかとなく心の中で大きくなって 姿の見えない"あなた"に呼びかける 私たちはいつになったら出会えるのかしら?
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目を閉じて 目を開いて 目を閉じる 目を閉じたときだけ、“あなた”が真っ暗なまぶたのうらに投影される。 目を開くと現実。みんなと、たった一歩の、星と星の距離。 孤独は可愛い。そばにいてくれる。 “あなた”が、孤独の中でLOVESONGを口ずさむ。 でも、それは失恋の歌。
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でも一人もたまにはいいな 自分と向き合ういい機会 いつの間にか周りに合わせていた自分を リセットするいい機会 しんどいけれど その先は新しい光が待っているんだね
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わかってる、だから前を向いて進むんだ。 辛くても、悲しくても、進んでいける。 だって、私の中にはあなたがいるから。 目を閉じると、またあなたは歌ってくれる。 それは、儚いLOVE SONG。 だけど、それが私に勇気をくれる。 だって、あなたと私の歌だから。 私はあなたに助けられてる。 今だってそうなんだよ。 だから今度は、私があなたを助ける番。
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あなたは私に助けられる事を拒むかもしれない。 私があなたを助けるのは自分のため。 あなたが私を助けたのもあなた自身のためでしょう? でも。 あなたがあなた自身のためにやった事のおかげで今の私がいるんだよ? だから、 私が私自身の為にやった事で、結果的にあなたが幸せになれれば、それはそれでいいんじゃないかな。 作ろうよ。 2人の、二曲目のLOVE SONG。
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カチカチカチカチ… 『ふう…もうこんな時間か』 『お疲れ様。今日はもう上がっていいよ』 チーフの声に中年の親父どもが一斉に帰り支度をはじめる。 私も帰るとするか… サクラのバイトを始めて2ヶ月になる。 最近は気持ちに余裕がもてるようになった。 二曲目は思考を凝らしたものにするかな…
- 完 -