九恋詩

九恋詩

プラトニック

グラス入り
月の映った
この水に
あたしの気持ち
溶かしたら

甘酸っぱくて
ちょっぴりからい

純情ソーダのできあがり

ピンクや青やミドリ色
純情ソーダは恋の色

*恋をテーマに詩を作ってください。
タイトルもお願いします。

古都の三日月

- 1 -

ビー玉の瞳

漆黒に溶けてゆく
冷たいガラス
光を映して
鮮やかに染まる

君を想う
誰を想う?

黒く澄み切る
温かい瞳
私を映して
淑やかに染まる

君が好き
誰が好き?

キラリと輝いている
緩やかな視線
熱さを増して
煌々と染まる

君に伝えたい
誰に伝えたい?

君の人は、ビー玉のように…

熊岡りり

- 2 -

降下していくエレベーター

たくましくなった首筋を
背中の後ろに感じた
降下していくエレベーター
立てかけた傘が崩れて
ふともれたうめき
昔のmine

すり寄せた肌の温かさを
雨すえた匂いと含ませて
降下していくエレベーター
ガラス越しにみえる
幼馴染の君も
今はanother's

降下していくエレベーター
降下していくエレベーター

todoelmund

- 3 -

恋愛前線

あの人からの返信をまだ待ってる
なんだろこれ
たまゆらみたいな気持ち

はあ、なるほどね

どうもあなたが好きみたい
うん

思っても見なかったよ
つくづく私は単純だ
てっきり付き合ってると思ってた
まさかフリーって知らなかった
すごく嬉しかったな
かのじょになってあなたといたい

私じゃ物足りないかもだけど
のろくて足引っ張るだろうけど

この私に
ときめきをください

- 4 -

気づかない君

いままで
まったく気づいてなかった

でもね、

もう分かったよ
だいぶ考えたけど
いつかは言わないと
すきですと

気づかない君に
いってしまう君に

ついてけない私
まってくれない時間

でもね、

もう言っちゃうよ好きって

- 5 -

星屑のサーカス

ときめきで膨らむ夜空の屋根

恋の綱渡り 僕はピエロ

空中ブランコ 真っ逆さま

君を見つけた はるかなる星

地球よ引っ張れ! 恋に落ちろ

心には飢えたライオン

恋の炎をかいくぐる

奇術も魔術も、かなわない

星屑を散りばめた瞳の魔法

種明かししてほしい

オリハルコン

- 6 -

君へ

よくわからない関係だったね
距離にしたらほんとうに近くて
振り向いたらそこにいるのに

君は全然違う方を見てる
私は君に見て欲しいのに

いろいろ頑張ったけど君は
いつもいつまでも
どこを見ているの?

なんて問いたくなるけど
私にはそんな勇気もなくて

もうほんとうに遠くに行っちゃうね
距離の近さだけが
私の心を満たしてくれていたのに

でも私は
君に恋できて幸せでした

yuunagi

- 7 -

「・・・」

アナタのKissは極上の麻薬

甘く切なく私を死なせる

unknown

- 8 -

木曜の雨

木曜に雨が降ると
僕はあの日の事を思い出す
項垂れ落ちる貴女の髪の上を雨粒が滑っていた
その一粒一粒さえも羨ましく
既に触れてはならない貴女の総てを思い返しては只管に後悔した
ヒトは誰しも直線では歩けないなんて
都合が良過ぎる言い訳だって解っていたのに

だから僕は木曜に雨が降ると
その雫を全身に受け
身に纏った厚い記憶を只々真っ直ぐ地に落すのです

いつも少し甘い匂いの木曜の雨

noel*leon

- 完 -

作品情報

九恋詩

#2256

リレー期間

13日