プラトニック グラス入り 月の映った この水に あたしの気持ち 溶かしたら 甘酸っぱくて ちょっぴりからい 純情ソーダのできあがり ピンクや青やミドリ色 純情ソーダは恋の色 *恋をテーマに詩を作ってください。 タイトルもお願いします。
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ビー玉の瞳 漆黒に溶けてゆく 冷たいガラス 光を映して 鮮やかに染まる 君を想う 誰を想う? 黒く澄み切る 温かい瞳 私を映して 淑やかに染まる 君が好き 誰が好き? キラリと輝いている 緩やかな視線 熱さを増して 煌々と染まる 君に伝えたい 誰に伝えたい? 君の人は、ビー玉のように…
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降下していくエレベーター たくましくなった首筋を 背中の後ろに感じた 降下していくエレベーター 立てかけた傘が崩れて ふともれたうめき 昔のmine すり寄せた肌の温かさを 雨すえた匂いと含ませて 降下していくエレベーター ガラス越しにみえる 幼馴染の君も 今はanother's 降下していくエレベーター 降下していくエレベーター
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恋愛前線 あの人からの返信をまだ待ってる なんだろこれ たまゆらみたいな気持ち はあ、なるほどね どうもあなたが好きみたい うん 思っても見なかったよ つくづく私は単純だ てっきり付き合ってると思ってた まさかフリーって知らなかった すごく嬉しかったな かのじょになってあなたといたい 私じゃ物足りないかもだけど のろくて足引っ張るだろうけど この私に ときめきをください
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気づかない君 いままで まったく気づいてなかった でもね、 もう分かったよ だいぶ考えたけど いつかは言わないと すきですと 気づかない君に いってしまう君に ついてけない私 まってくれない時間 でもね、 もう言っちゃうよ好きって
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星屑のサーカス ときめきで膨らむ夜空の屋根 恋の綱渡り 僕はピエロ 空中ブランコ 真っ逆さま 君を見つけた はるかなる星 地球よ引っ張れ! 恋に落ちろ 心には飢えたライオン 恋の炎をかいくぐる 奇術も魔術も、かなわない 星屑を散りばめた瞳の魔法 種明かししてほしい
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君へ よくわからない関係だったね 距離にしたらほんとうに近くて 振り向いたらそこにいるのに 君は全然違う方を見てる 私は君に見て欲しいのに いろいろ頑張ったけど君は いつもいつまでも どこを見ているの? なんて問いたくなるけど 私にはそんな勇気もなくて もうほんとうに遠くに行っちゃうね 距離の近さだけが 私の心を満たしてくれていたのに でも私は 君に恋できて幸せでした
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「・・・」 アナタのKissは極上の麻薬 甘く切なく私を死なせる
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木曜の雨 木曜に雨が降ると 僕はあの日の事を思い出す 項垂れ落ちる貴女の髪の上を雨粒が滑っていた その一粒一粒さえも羨ましく 既に触れてはならない貴女の総てを思い返しては只管に後悔した ヒトは誰しも直線では歩けないなんて 都合が良過ぎる言い訳だって解っていたのに だから僕は木曜に雨が降ると その雫を全身に受け 身に纏った厚い記憶を只々真っ直ぐ地に落すのです いつも少し甘い匂いの木曜の雨
- 完 -