全てのものの詩

貴方は雨 雨は貴方 ソラから此処に やってきて すぐいなくなる そんな存在 貴方に雨に 会いたくて でもワタシに 吸い込まれてしまう ほらまたソラから やってくる ワタシに向かって

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貴女は地上からぼくを待っている ぼくは雨 貴女を潤すために ぼくはあなたに向かう 時に優しく、時に激しく ぼくのすべてを吸い込んで 貴女はこの星を豊かにする 時にぼくは この星をめちゃくちゃにしてしまうけれど 貴女はこの星を守る母なる大地

12年前

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貴方と貴女 雨を降らす貴方 大地を守る貴女 私は、そんなあなた達を照らす太陽 全てのものたちに、日々明かりを灯す みんなのココロも照らせる存在でありたい 色々なものに助けられ、私は存在意義を見出せる これからも、私は燃え、大地に明かりを送る ずっと、ずっと

anpontan

12年前

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私は雲 私は貴方でできている 雨を地上に 雨を貴女に送り出す者 振った雨は二度と 私の元には戻らない これまで何度送り出しただろうか 何度貴方にサヨナラを言っただろうか 貴方はまっすぐ貴女に向かって降って行く 私の方は見向きもせずに 掴みどころのない心は まるで雲のよう 私に巣食う不安な気持ちは まるで雲のよう 私はときどき太陽の影に隠れ 私がしばしば太陽を影に隠す

kam

11年前

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そこに私が颯爽と現れる 太陽がいなくなった貴方たちの空にそっと光を添える 私は月 暗く深くても大丈夫 見守るように 見守るように 地上を照らして貴方を導く 地上に落ちた貴方の声を子守歌に 雲の貴方に寄って微睡むの 明日のソラを夢見ながら

lawya3

11年前

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俺は海 例えば二度と戻らない雨に悲しむ雲に俺は雨をプレゼントする 例えば周りを照らす太陽と月を反射させて逆に照らしてやる 例えば大地に押し寄せて大切なものを届ける 俺は海 空の光 太陽と月の光 大地に雨に雲に風 色のない俺は存在を確かめ合うことで 今日もここにいる

沖田爽

11年前

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僕は木 この地球で、根を生やして生きている 太陽の光 肥沃な大地 恵みの雨 種を運ぶ風 みんなに守られて 僕は生きている そして僕は、実をつける その実で、僕は小さな命を守るんだ

マーチン

11年前

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ボクは世界を旅する風 目には見えないけれど、 その頬で、その心で、その優しさで 感じることができる 沢山の気持ちを ボクはいろいろなところに運んで、 沢山の気持ちを ボクは旅を通して知ることができ、 何処かの誰かに伝えることができる 貴方のその気持ちも、知ることができるし、 貴女にその気持ちを伝えることができる ボクは沢山の気持ちを知って、 優しくなりたい

11年前

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私は地球。 全てを包み込んで廻る、青い青い星。 私は太陽と月に照らされている。 私は大地に守られ、雨によって潤いを得る。 私は雲に風にくすぐられる。 私は地球。 全てが私と一緒にいてくれている。 それが分かっているから、 私はいつまでも廻り続けられる。 私は地球。 青い青い星。

もっさん

11年前

- 完 -