《架空読書会のお誘い》 実在しない本のタイトルをテーマに、空想から感想、批評、考察を論じる。その様な企画があるそうで、楽しそうなのでこちらでもやってみたいと思いました。 ルールは、他の人の話を否定しないこと、だそうです。 (例:Aさんが〝猫の死が悲しかった〟と言ったのに、Bさんが〝猫は死んでない〟などとするのはNG) 今回の架空書架は 『学園都市113(ダブルワンスリー)❸〜幻の第一図書室〜』

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本作はジュブナイル系小説として最近人気上昇中のシリーズですね。斯く言う私も、友人に勧められ先週末に❶、❷巻を読破した次第です。 前巻から時は流れ、2年後。空白の期間が気になりましたが、先ず驚いたのは主人公が逮捕されるシーンから始まるプロローグ。正義感の塊のような主人公であっただけに衝撃がすごかった。読み手は罪状不明のまま中盤まで回想を読まされる話の構造が上手いですよね。おかげで寝不足ですよ。

7年前

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相変わらず好きな世界観。本作もあっという間に読み進めてしまいました。前作から2年後、成長した彼らの冒険と謎解きに興奮が止まりませんでした。 やはり、今回の1番の見所は彼らの裁判シーンですね。罪状が決して理不尽とは言えない正当な理由であるからこそ、主人公側の掲げる正義と警察の掲げる正義のぶつかり合いがとても魅力的に描かれていました。 次回作で図書館の謎が解けるのでしょうか。早く続きが読みたいです。

EnkaHotaru

5年前

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