《架空読書会のお誘い》 実在しない本のタイトルをテーマに、空想から感想、批評、考察を論じる。その様な企画があるそうで、楽しそうなのでこちらでもやってみたいと思いました。 ルールは、他の人の話を否定しないこと、だそうです。 (例:Aさんが〝猫の死が悲しかった〟と言ったのに、Bさんが〝猫は死んでない〟などとするのはNG) 今回の架空書架は 『あわて白雪頭巾の灰まみれ解体新書』
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何その白雪姫と赤頭巾と灰被りと杉田玄白のコラボしたみたいな強烈なタイトルは!? ──と初見で突っ込みましたね。なんでもありのサブカル雑誌みたいな本でした。 赤頭巾と狼の戦闘力を図説したり、灰被りが如何に奇跡的な確率で運命の靴の人として選ばれたかの解説だったり、読んだ感覚としては空想科学読本の専門雑誌版みたいな印象を受けました。 図を交えて科学的に数学的に独特な話が展開されるので飽きなかったなあ。
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童話を科学的に解明しようという試みに興味を持ち、購入しました。 特に、白雪姫の死因について考察している記事「白雪姫は本当に毒林檎で死んだのか?」は、今までの“白雪姫”に対する見方が180度変わってしまうほどの衝撃と説得力で、とても興味深かったです。 新しいシリーズも来月に発売されるとのことで、どんな童話が登場するのか、今から楽しみです。
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ネタ作りのために購入しました。白雪姫の死因に関する記事は「そうきたか」と感心しました。 赤頭巾と狼の戦闘力は声に出して笑いました。え、あれって赤頭巾単体の勝算あるんですか⁉︎部屋にある武器になりそうなものの順列を計算して狼を徹底的に潰すって……。狼に同情しました。 中でも灰被りに出てくるカボチャの馬車を等身大お菓子で表現したページに釘づけになりました。あれはすごい。展示会あったら行きますね。
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衝撃的なタイトルで思わず手にとってしまいました。 35ページからの「みんなのずきん!」特集がとても印象的です。 まず、頭巾を被ったままではCTスキャンで頭蓋骨が全く撮影できないことには驚きました。 頭巾の持つ隠匿性能、防御力は圧巻です。 女性の頭巾を脱がせることは1つの解剖であり、頭が裸になるという言葉に思わずハッとして、妙な興奮すら覚えました。
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